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産科(妊娠と分娩 )
妊娠、出産は病気ではありません。ヒトに限らず動物の生理的な現象です。自然が一番ですが、生まれるまで何もせずに放っておいてよいものでもありません。妊娠経過に異常がないかどうか、このまま様子をみていても良いかどうか、それを判断するために妊婦健診があります。何か異常が見つかればそこに医療が介在します。健診を受けず、陣痛が開始して病院へいきなり飛び込まれても、医療側は戸惑います。こちらの知らぬ間に胎児発育遅延になっていたり、妊娠高血圧症候群や他の合併症が発症していたり、妊娠には危険なこともあるからです。主治医の指示する各週数で健診を受けてください。
最終月経の第一日目を0日として、そこから280日目が「分娩予定日」になります。これは月経周期が規則正しく28日である人のことで、30日とか35日など遅れる人の場合は正しくありません。そこでほぼ確実な予定日とは最終月経から計算して妊娠8週から10週くらいに経膣超音波検査で子宮内の胎児の頭臀長を計って妊娠週数を同定し、予定日を診断します。これが一番確実な分娩予定日です。(分娩予定日を40週0日と数えます)
妊娠中の健康管理
妊娠中は通常の妊婦定期健診のほか、妊産婦の方の健康管理をきめ細かくケアしていきます。急なトラブルには、静岡市内の高次医療施設と連携して迅速に対処しています。
妊娠初期検査 | 妊娠12週頃、血液型、風疹、B型・C型肝炎、梅毒、HIV、クラミジアなど |
4D超音波検査 | 妊娠15週から、妊婦健診時は毎回、産婦人科の経験豊富な診療放射線技師が、最先端技術の4D超音波画像診断装置を使って、腹部エコー・4Dエコーを行います。 4Dエコー画像の記録をご希望の方は、妊婦健診時のエコー前に、技師にご依頼下さい。(画像は無料で録画できます) |
妊娠中期検査 | 妊娠27週頃、貧血、血糖 |
膣分泌物培養検査 | 妊娠35週頃 |
妊娠後期検査 | 妊娠36週頃 |
和痛分娩(無痛分娩)とは
当院の分娩・出産の痛みを和らげる方法は、硬膜外麻酔を用います。
硬膜外麻酔は局所麻酔なので、意識ははっきりしています。また痛みを感じる神経部だけの麻酔ですので、赤ちゃんに麻酔はかかりませんので影響はありません。
和痛分娩(無痛分娩)の費用は、手技料、薬代込みの125,000円 の定額です。
一般に行われている時間による加算はありません。
産後一カ月健診 と ベビー・一カ月健診
お母様とベビーが同じ日に一カ月健診ができます。ベビーは小児科医師による診察となります。